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お見舞いも趣味の1つ

2025/05/26
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基本、相当の我儘なのかと思います。

小さいことも、不満に感じると、我慢はしないというタイプなので、転職も多かったのかもしれません。

同じ環境の中にいても、いる人といる場所で、私の心の状態は全然違います。

今、母は横浜市民病院に入院しているのですが、ほぼ毎日のようにお見舞いに行っています。

他人から見たら「毎日大変ね」という感じかもしれませんが、これは全く苦になっていなくって、ある意味仕事を終えてのリフレッシュに近い感覚なのです。

 

反面、施設だったり、違った病院の時は、今よりも楽なはずなのに、「あー気分乗らない」「あー憂鬱」なんて思ってしまう。

やっぱり、私のモチベーションは人と場所にかなり影響を受けるタイプだと思います。

 

夜の空気はどこも同じなのに。

そして、すっかり、医療と介護とか終末とかを考えることが趣味化しています。

よく本を読んでるイメージも定着しつつありますが、これも私生活の延長上。

 

夏川草介  神様のカルテ 勿忘草の咲く町で

中山祐次郎 救いたくない命  泣くな研修医  迷うな女性外科医

藤山 素心 旅立つ君におくる物語

 

数ヶ月で、医療系小説の虜になっています。

夏川草介さんの本は、割と穏やかで、緊迫感もなく気楽に読めるのですが、あまり感情移入もしていなかったのですが、昨夜は、ちょっとウルっと来てしまいました。

一人になり30年間寂しい寂しいと思いながら無我夢中で生きて、寂しさにやっと慣れた時に大病になったおばあちゃんの終末。

 

病の人にとって、もっとも辛いことは孤独であること。先生はその孤独を私から取り除いてくださいました。たとえ病気は治らなくても、生きていることが楽しいと思えることが沢山あるのだと教えてくださいました。・・・・

 

施設では寂しいのか?夜中に母からよく電話がかかってきてこまりました。

でも今は病院なのに、暇ではあるけれど、寂しいとは思わないみたいです。

しかも夜のよく眠れるそうです。

今日、看護師さんや先生とあったことを子供のように語っています。

 

今から私は看護師にも介護士にもなれません。

でも、誰もが寂しくない、サービスが何か出来ないのかと、いつも考えています。

単身世帯が増え、お見舞い客も少ない昨今。

お見舞い屋さんというお仕事があったら良いな??なんて・・・。

そんな仕事があったら、私は一番の手を挙げそうです。

 

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