最高の終末とは?
「勿忘草の咲く町で 安曇野診療記」を昨夜、読み終わりました。
口から物が食べられなくなったら寿命という常識を変えた「胃瘻」
老人医療とは何か、生きることと死んでいることの差は何か?を考えさせる小説です。
最近、色々な本に挑戦してるのは、Amazon Videoでたまたま見た鈴木保奈美さんの「あの本読みました?」が影響しています。
この本も作者の夏川草介が出ていたので、一度読んでみようと安易なきっかけです。
延命、看取り・・・何が高齢者にとって一番良い終末なのか、母が介護になってから毎日考えてしまいます。
今日は、さとう式リンパケアのこんちゃんしーちゃんコンビと施設に行きました。
みんなで行って喜ばせてあげようと思ったけど、ちょっと元気がなく、足もむくんで寂しい顔をしていました。
18:00には自分の部屋に全員が戻り、ながーい夜を過ごします。
毎日夜遅くまでプロ野球ニュースを見て怒ったり笑ったりしていた母も昨年の入院から、毎日がながーい夜です。
私が2月に体調壊した時、回復するまで、自分でも考えられないくらい孤独を感じました。
日中は友人に助けられけど、回復したら、たいした事ない症状でSOSを出すってすごく勇気がいて、甘える勇気がなく、弱音を吐く事も、やっぱり出来なかった。
ここからは自分との闘いで、いつもの私に戻ったのは、まだ半月くらい。
施設や病院に入ると、終末まで、毎日同じ孤独と向き合うのかな??と切なくなります。
人手不足、介護報酬の引き下げと反比例して、高齢者は増える一方。
ヘルパーさんが大変なのはわかるけど、生きている以上、小さな幸せは与えてあげたい。
自分が高齢になった時も。きっとそう感じるはず。
多分、高齢者は「寂しい」って言葉は言わないと思います。
60歳でも自分の人生を振り返る事が増えたので、寝れない夜は何を考えているのかな?と思うと切なくなります、
しーちゃんが母の浮腫んだ脚を優しくケアしてあげていました。
ほんの数分であったとしても、そんな優しさも大きなプレゼント。
今,私は猛反発されても、前代未聞の施設をKIKCAFEファミリーと作りたいと思っています。
大きなサービスでなくても、隣の部屋から笑い声が聞こえたり、コーヒーの香がしたり。
我が家にいる感覚の家を作りたいのです。
そして、日中は地域の人も繋がれるようにリビングにKIKCAFEを作るのが夢。
「旅立つ君へおくる物語」は介護士の現実とのギャップに心が折れ、最期の願いを叶える施設で理想の看取りを体感するストーリー。
中山祐次郎からスタートした医師が書く小説。
ちょっとハマりまくっています。
明日は、医療現場に立っていた元看護師の坊斎先生が13:00から18:00まで出演、18:00からはLa Mimosa先生が出演します、。
KIKCAFE
横浜市保土ヶ谷区岩井町2