かなりショック
東日本大震災から、14年が経ちました。
あの時のこと、きっと誰もが忘れられない記憶があると思います。
毎年、この季節は横浜そごうでは京のみやび「京の老舗会」が開催されています。
昨日も常連さんらしき男性が「あの時はここでグラッと来て大変だったね」と京都からそごうに出店していた京都の老舗の方々の恐怖を思い出しながら語っていました。
母も毎年出店している舞妓あられ本舗のお兄ちゃんと、その時の状況は聞いていて、ずっと常連さんとして親しくしていました。
舞妓あられ本舗さん、パートさんも含め、母のことを毎年覚えていて1年に1回の再会を母も楽しみにしていました。
昨年も、車椅子で、「来年はもういないかも?」なんてお兄ちゃんと冗談を言って、沢山のお煎餅を買って帰って来ました。
今年は、施設から、まだちょっと出れないので、舞妓あられさんと再会が出来ないと、ちょっと私は寂しい気持ちになりました。
仕方ないので母の近況報告も兼ねて施設に買って持って行ってあげようと昨日行って来ました。
ところがいつもの場所に活気で賑わっていた、舞妓あられ本舗さんがないのです。
何度歩いても見つからず、スマホで検索したところ閉業。
ホームページには「誠に勝手ながら、当店は閉店することになりました。長い間、ご愛顧いただきありがとうございました。
店主より」と書かれていました。
母が行けなくなってしまった2025年、舞妓あられ本舗も終わりを告げていたのです。
また思い出が1つなくなり、すごく悲しい気持ちになりました。
1年に1回だけの再会ですが、スタッフさんはどうしているのかな??っと、切ない気持ちでいっぱいです。
お店はなくなってしまったけれど、母と舞妓あられの思い出は永遠です。
商売をすること、こんな暖かい繋がり、私も大切に感じます。
震災にコロナでの突然の中止。
この京都老舗の会、京都好きの私には、何かよくわからないけど感じるものがあるのです。
出会った以上、いつかはお別れがくること、覚悟して生きていかなくてはです。
KIKCAFE
横浜市保土ヶ谷区岩井町29-4
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