死と復活
10月はとても不思議な1ヶ月でした。
ノリタケの食器は急に欲しくなり注文していた矢先、母が務めていたノリタケ時代の親友の訃報を聞いたり・・・。
急にお世話になっていた神父様(三浦功神父)の事が気になり、三浦神父様のいたみその台修道院司祭館近(藤沢)まで呼ばれたように出かけたりと、最近も何度も何度も神父様に思い出が頭をよぎってたのです。
緊急事態もあけ、元気なうちに会いに行こうと思い、今どこにいらっしゃるのかと「三浦功神父」で検索してみました。
すると一番初めに飛び込んで来たのがWkipediaの「死去: 2021年10月11日」とう文字でした。
若い頃は死というものは、あまり縁がなく映画やドラマの世界という感覚しかありませんでした。
多分ずっとそうだと思っていたのですが50代になると身近な人の死も何度も経験し、死生観は変わっていきました。
「いつか会おうね」なんて言葉も年齢を重ねると「いつかはないかもしれない」と思うようになり、会いたい時に会いたい人と会い、行きたい時に行きたい場所に行く、そんなスタイルが私には自然に身についてました。
でも今回ばかりは、コロナにより、そんな行動も邪魔されてしまいました。
カトリックでは死は悪い事ではなく復活し、苦しみからも解放されるというもので、お葬式もとても美しいものなのです。
死は悲しいものではないとう事は私の心の中にはあるのですが、でもやっぱり死んでしまうと、もう会えないとう寂しさからはなかなか解放されません。
三浦神父さんともう会えないと思うと、やっぱり寂しい。
元々神父様との出会いは私の結婚式(大船カトリック教会) でした。
カトリックは結婚式までに神父様と勉強をするのですが、10年近く教会をサボっていた私をどう受け入れて頂けるかとても不安でした。
ところがとても優しく迎えてくださり、人間味溢れる指導でとても良い式を挙げる事が出来たのです。
最後にゆっくり神父様と過ごしたのは、10年前でした。
神父様が黙想指導していた鎌倉の黙想の家に導かれるように行きました。
日帰りでしたが、久々の再会は親子のように沢山語りあい食事してお祈りして、とても穏やかな1日を過ごしたのです。
昨日は、どこか心が気忙しく我儘病発病で「あーまたどこか行っちゃいたい」なんて馬鹿げた事を考えていました。
(すぐに現実逃避したくなる病気)
三浦神父様の死を知り昨夜は葬儀のミサの映像を見ながら、私なりの追悼をしました。
朝起きると、改めて一期一会の精神でお店に行こうって、吹っ切れた感じがしたのです。
三浦神父様が亡くなった日は、帷子珈琲でピーちゃん(花)を見つけた日。
ピーちゃんは私が大船カトリック教会に行く度に亡き父にお供えする花なのです。
大船カトリック教会で出会った神父様、ピーちゃんに変わって保土ヶ谷に辿りついたのかもしれません。
伝説の神父様
多分天国でも伝説を作っていくのかな??
今年のクリスマス、ちょっと違う気持ちで迎えたい私がいます。
KIKCAFE
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