アリアコーポレーション展
2011年2月1日に私は1つの転換期を迎えました。
角川書店にいた見城徹さんが大物編集仲間を集めて創業したのが幻冬舎で、大物編集者の1人である幻冬舎ルネッサンスで代表を務めていたYさんと私は出会いました。
小さな出版社で営業企画をしていた私ですが、なぜかYさんに可愛がられ、Yさんが会長を務める、M舎に引き抜かれたのです。
角川に似た、エンタメと出版を融合した大きなプロジェクト。
ところがバブル期とは違い、ミュージックレストランの業績が上がらず、後買収され2011年2月1日に最後の仕事を終え退社したのです。
そのままオーナーが変わっても働き続ける事も出来たのですが、そのころから私は出世や給料ではなく魅力ある人と働きたい、
Yさんがいつも言っていた同志と働きたいという想いが強く辞める選択をしたのです。
辞めるのは簡単、でも就活も大変と悩んでいたところ、営業先であり友人のアリアフォトスタジオの営業という形で社長であり
カメラマンであるMARKに拾われました。
アリアの雰囲気は他に比較出来ない独特な空気で私が一番年長者という事もあり、みんなのママみたいになっていました。
毎日若手の話を吸い上げ、そして食事をしながらMARKと語る。
イベンターに近かった私は、大きなイベントを企画しました。
恵比寿ガーデンプレイスのホールを貸し切る素人のファッションショー。
大型プロジェクトに熱くなったところに、なんと東日本大震災が起きました。
私は写真も撮れないし、イベント自粛で世の中大変な時に、ずっとお世話になっていては申し訳ないと7月24日で退職する事をMARKに申し出たのです。
イベントが終わり、会場で最後気まずい空気の中、MARKと握手をしました。
(スタッフは私がその日でいなくなる事は知らなかったそうです)
10年前の今日、私はアリアとサヨナラしたのです。
10年経ち、数日間だけのアリア復活。
カメラマンのショーゴさんから「メグさんの写真送って」と連絡が来ました。
刷り上がったチラシ「アリアコーポレーション展」に私もスタッフの中に・・・・・・。
10年ごとに来る節目。
転職ばかりしてる私ですが1つだけ自慢する事があります。
それは全部が円満退社で、辞めた会社の仲間が宝物として良いご縁で繋がっています。
出会った事には何か意味があるはず。
(写真は2011年3月)
10年ごとの節目に、私も考えさせられる事が沢山。
上質な繋がりをKIKCAFEの若い人にも伝えたい・・・・・
それが未来が変わる本当にきっかけなのかもしれません。
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