善通寺また会う日まで
京都・高野山・比叡山と何度か宿坊に泊まっています。
ホテルも好きですが、たまに宿坊に泊まり自分と向き合う時間はもっと好きです。
でも振り返ってみると最後の泊まったのが2017年なんと4年も経っていました。
KIKCAFEのオープンが11:00なので早朝に起きるという事もほぼないので、この4年のブランクも含め、珍しく早起きに不安を感じていました。
でも不思議、4:15に起きてお化粧して御影堂御影堂に向かう時の気持ちはとても清々しかったです。
御影堂に座ると法主の御法話から朝の読経となります。
法話では愛媛出身の絵本作家 長野ヒデ子さんの話しに触れました。
長野さんは「コロナはこれまでの人間の自然や全てに対するおごりが一気に加速したからではないか??」とのこと。
私も共感するところがあって、ここ数年かっこいいのはわかるけれど、自然はどんどん壊され、街並みもどんどん建て替えで変わっていき本来人間が大切と感じるものが分からなくなっているような気がします。
そしてコロナ渦中、自然の姿がどれだけ自分にとって必要な癒しだということも感じさせられました。
コロナがなければ私も山に行こうなんて発想はなく、行ったとしてもお洒落な観光地くらいしか浮かばなかったと思います。
お勤めが終わると戒壇めぐりが待っていました。
前回は閉所恐怖症の私なのでパスしてしまったのですが、今回は断る雰囲気もなく戒壇めぐりとなりました。
御影堂の地下にある真っ暗な100メートルの通路を歩きます。
自己を見つめなおす精神修養の道場なのです。
途中光の中で大日如来像を見た時は恐怖どころか美しさしか感じられませんでした。
朝の精進料理を食べロービーに行くと、安藤さんが、なんと善通寺の菅法主を紹介して下さいました。
重々しでも穏やかで。。。。
お土産まで頂き、お話しするだけでも光栄な気持ち、なんか本当に凄い濃い時間を善通寺というところで体験出来ました。
愛媛に向かう電車の時間まで善通寺境内を安藤さんがガイドしてくれました。
前回もかなり感動した大楠のパワーは相変わらず。
早起きしたのでたっぷりお散歩しても、まだ9時。
駅まで安藤さんに送ってもらい、特急電車に乗りました。
そのまま二度目の妖精のいるあそこにスタートです。
KIKCAFE
横浜市保土ヶ谷区岩井町29ー4
045-334-1114