善通寺関東別院のお坊さんと本音トーク
善通寺に到着し少しばかりお部屋で休憩。
夕方、また安藤さん(お坊さん)とロビーで待ち合わせをして魚七に食事に行く事になりました。
私は出版社の時代から、なるべくなら応接室や会議室は使わずカフェや食事で様々な打ち合わせを繰り返していました。
元々お喋りのようで口べたで会議室などになると、ほぼ聞き役で自分の意見は指されない限りは発言しないスタイルで生きていました。
会議室や応接室での会話で人と人の距離は縮まる事はないと思っているからです。
私は仕事をするにしても、やっぱりお互いが興味を持った関係でないとビジネスは成立しないと思っています。
やはり人間は素の姿になった時に本音で語り合えて相手を知り、信頼関係が生まれるのです。
異業種交流会も沢山出て人脈を広げた時期もあるけれど、所詮交流会はどこかみんなが自分のビジネスのメリットを感じたもの同士が繋がるので長い付き合いにはなりませんでした。
夜はお坊さんという衣を脱いだ安藤さんという人と食事を共にした感覚でした。
私は自分が真似できない職業や生き方をしている人の話しを聞くのが大好きで、安藤さんが出家した経緯なんかをじっくりききました。
須磨寺の小池陽人さんが地域創造学部を出てお寺に入ったという話しがありました。
小池さんはお寺が地域のコミュニティの核として存在する事例を見て、自らが学んできたこと、やりたいことにとても近いと感じ
地域のつながりを作れるのはお坊さんなのかもしれないと思い、須磨寺の跡を継ぐことを決めたそうです。
最近ではKIKCAFE教?なんて冗談でお客さんとふざけているのですが、昔のお寺のような繋がりが孤独な時代には不可欠だと思っています。
安藤さんが小さいお寺を任された時の話しを聞いていたら、お寺というよりKIKCAFEの創業当時を思い出しました。
翌日向かう予定のポツンと一軒家のコミニュテイも似ていて、この旅で感じたのは上質なコミニュティ を作るのは業種関係なく、そこで生活や仕事をする人のあり方が物語るのだと気付かされました。
お寺を大きくするのもお店を良くするのも、お客さん(檀家さん)が愛してくれる人になる事。
愛される人と言っても偽善者になるのではなく、自分らしいキャラでいる事。
安藤さんの人生はかなり濃くって面白かったです。
(内容が気になる方は善通寺関東別院に会いに行ってみてください)
安藤さんとマシンガントーク合戦は過熱、でも宿坊なので門限とお風呂時間、早朝のお勤めがあるので途中で解散。
私が「明日寝過ごしたらどうしよう?」と言ったら「大丈夫大丈夫。やらかしても(笑)」と笑顔で答えてくれたので、ちょっと気楽になりました。
善通寺の宿坊はなんと温泉。
250人宿泊できる宿坊に今回は私を含めて4人だけ。
1人温泉思いっきり楽しむことができました。
二度寝しちゃうと寝過ごしそうなので、なんと4時15分に起きました。
そして2日目の朝を迎えました。
KIKCAFE
横浜市保土ヶ谷区岩井町29ー4
045-334-1114